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『治未病』のすすめ

鍼灸治療院ペポニ 小楠院長

初めまして、皆さんは「未病」という言葉を聞いたことありますか?
聞きなれない言葉ですが、「未病」というのは東洋医学用語です。
最近では漢方薬のCMなどでも耳にすることもあります。
その未病と治療についてお話ししたいと思います。

未病と治療法

「未病」とは、病気になる手前の状態(わずかに病気の兆候が出ているが、病気としてはっきり成り立っていない状態)をいいます。
例えば、疲れがとれにくい、なんとなく頭が重い、眠れない、足が冷えやすいなど、
自覚症状はあるが病院の検査では異常が見当たらない場合などがそうです。
これら未病の状態を放置しておくと、さらに体調が崩れて病気を発症してしまうかもしれません。

そして、「未病」の状態を西洋医学的にみると、自律神経失調症の状態に非常によく似ています。
つまり「未病」は自律神経のバランスが乱れ始めて、さまざまな自覚症状が出始めた状態ともいえるのです。

〜自律神経とは〜

よく耳にする自律神経ですが、どんな働きをするかご存じでしょうか?
自律神経は、その人の意思とは関係なく、体の内外の環境変化に応じて、各器官に働きかけます。
食事をすると胃や腸が動き出したり、暑くなると汗が出たり、緊張するとドキドキするのは、この自律神経が自動的に働くためです。
このようにさまざまな機能をコントロールして、生命を維持するための重要な役割を担っています。

自律神経は交感神経と副交感神経の二つに分類されます。
交感神経は活動するための神経、副交感神経は休息するための神経です。
この二つの相反する作用を持つ神経が、絶妙なバランスで働いて健康を保っているのです。
しかし、このバランスが乱れてくると、活動と休息の切り替えがうまくできなくなって、
さまざまな身体的症状や精神的症状として現れるのです。

〜バランスを乱す原因〜

自律神経のバランスを乱す原因は簡単には説明できません。
症状が千差万別なように、原因も一人一人違うからです。
強いてあげるなら、ストレスだといわれています。
しかも、身体的ストレスと精神的ストレスがからみあい複合的なストレスとなっているのです。
他にも、生活リズムの乱れ、体質的なもの、性格的なものも関係します。

〜治未病のすすめ〜

東洋医学には「治未病」という考え方があります。未病を治すという意味です。
「未病」の段階で治療を始めることで、重症化することを防ぎ、比較的短期で健康状態に戻すことが可能だという考え方です。

今のように高度な検査機器が存在しなかった古代中国では、東洋医学独特の診察法により身体からのさまざまなサインに
注目することで、独特の治療体系を構築してきました。
養生法や、漢方、鍼(はり)、灸(きゅう)などがそうです。

何千年も前の中国では、自律神経という言葉すらなかった時代に自律神経症状に対するアプローチ法を考え出していたのです。

現在では、自律神経機能を調整するさまざまな方法が提案されてきています。
自分に合った方法を試していただければよいですが、まずは自覚症状に早く気づくことに心掛け、
これぐらい大したことないと軽視せずに早めに対処するようにしましょう。

まさに「治未病」の実践が大事なのです。

最後に

WHOでも認められているように鍼・灸(はり・きゅう)治療は、自律神経症状に対し有効に作用します。
独自の診察法により、患者様ごとの体質に合わせて治療内容を変えて対処するからです。

一般的に、「鍼は痛い」「お灸は熱い」というマイナスイメージが先行しがちです。
しかし、初心者の方などに使用する非常に細い鍼では「えっ!もう刺したの?」と驚かれることも多いですし、
灸も感熱具合を軽減改良したものを取り入れていますのでご安心ください。

ぜひ、不調緩和だけでなく体質改善、健康管理に鍼灸治療を利用してみてください。

鍼灸治療院ペポニ
店舗名 鍼灸治療院ペポニ
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